神奈川大学野球一部リーグの神奈川大に期待の新人が加入した。昨春のセンバツで初優勝に貢献した健大高崎高の二塁手・高山裕次郎は入寮に際して「待ちに待ったというか、最初から全力でできるような準備と覚悟を持ってやってきたので、楽しみです。ここまではできることをやってきた。走ったり基礎のところです」と口元を引き締めた。

　3年夏も甲子園に出場し、高校日本代表にも選出されたが、進路に迷いはなかった。神奈川大への進学は「早いうちから声を掛けていただいたので、ずっと気になっていました。試合の映像を見たりもしていました。見学しに来させてもらったときに、ここなら自分が全力で野球に打ち込める環境だと思ったんです。それが決め手です」と明かした。

　高校時代は自宅から約1時間かけて自転車通学していた。初めての寮生活になるが、不安はない。広島でスカウト務める父・健一氏からは「まあ、頑張れよ」と、ひと言だけ声を掛けられたという。レベルの高い中での競争が待ち構えるが「ヒットを打つことが持ち味だと思っているので・・・