
昨年の社会人野球日本選手権MVPのトヨタ自動車入社3年目・増居が、今大会も安定感抜群で最高殊勲選手賞を受賞した[写真=宮原和也]
第67回JABA岡山大会は4月14日から18日まで、マスカットスタジアムと倉敷市営球場で行われた。決勝はトヨタ自動車がJFE西日本を4対0で下して、8大会ぶり2度目の優勝を果たした。トヨタ自動車は、10月28日に開幕する社会人日本選手権における、21大会連続24回目の出場権を得ている。昨年の大会では2年ぶり7度目(住友金属と並ぶ最多タイの優勝回数)となる「単独チーム日本一」に輝いており、今年は初の連覇を狙う全国舞台となる。
トヨタ自動車は予選リーグを3連勝の1位追加。準決勝では三菱重工West、決勝ではJFE西日本を下した。最高殊勲選手賞は
増居翔太(慶大)だ。ツネイシとの予選リーグ初戦を5回2失点、三菱重工Westとの準決勝では7回1失点で大会2勝を挙げ、安定感抜群の投球を披露した。
首位打者には入社2年目の
熊田任洋(早大)が打率.438。持ち前のバットコントロールの良さで、一番・三塁として打線をけん引している。トヨタ自動車は22年の社会人日本選手権、23年の都市対抗、そして昨年の社会人日本選手権を制し、3年連続で日本一を経験。今年も盤石の戦いを続けている。

トヨタ自動車入社2年目の熊田が首位打者を獲得した。高校、大学時代から定評のあった打撃センスをトヨタ自動車でも発揮している[写真=宮原和也]
◆第67回JABA岡山大会