
SUBARUのサウスポー・八野田は安定感抜群の投球を披露した[写真=田中慎一郎]
第47回JABA日立市長杯は4月17日から21日まで、日立製作所野球場とひたちなか市民球場、常陸大宮市民球場で行われた。決勝はSUBARUが日立製作所を7対0の7回
コールドで下し、17大会ぶり3度目の優勝を果たした。SUBARUは10月28日に開幕する社会人日本選手権の出場権を3大会ぶり18回目に獲得した。
地元・日立製作所との決勝では打線がつながった。初回に2本の適時打で2点を先制して主導権を握ると、4回裏には正捕手・後藤克基(法大)のソロが飛び出す。その後も攻撃の手を緩めず、12安打の猛攻でコールド勝ちした。投げては入社5年目の左腕・
八野田龍司(流通経大)が6回までパーフェクト。7回の先頭打者に安打を許したのみで、後続3人を抑えた。7回無失点で勝利投手。
大和高田クラブとの予選リーグでも7回無失点と安定感抜群で、最高殊勲選手賞を受賞した。
打率.471で首位打者を獲得したのは外山優希(専大)だった。四番打者として打線をけん引し、決勝では先制打と勝負強さを見せた。なお、準優勝の日立製作所は五番打者として8安打の宮慎太朗(立大)が敢闘賞を受賞している。

地元・日立製作所は惜しくも準優勝。攻守の要である入社5年目の宮が敢闘賞を受賞[写真=松村真行]
◆第47回JABA日立市長杯