
日大・片岡監督は厳しい暑さの中で、陣頭指揮を執って指導している
日大にとって、今春の戦いを象徴するような試合だった。亜大との東都大学春季リーグ3回戦。勝てば勝率で5位に、負ければ最下位になって入れ替え戦に回るという大事な一戦。日大はエース・
市川祐(4年・関東第一高)から直江新(2年・九州学院高)のリレーで1失点にしのぐが、打線が沈黙。亜大の3投手に対してヒットが出ず、無安打で敗れてしまうのだ。駒大との一部二部入れ替え戦も連敗し、8季守ってきた一部から陥落。片岡昭吾監督は振り返る。
「とにかく、打線に尽きます。3勝10敗のうち、1点差負けが5試合、タイブレーク負けも含めると6試合で、勝ち切る力がなかった」
昨秋は4位だったが、チーム打率.266は1位。それが今季は1割ダウンの.166で、13試合で21得点だから、1試合に2点を取れない計算だ。3季連続ベストナインで2季連続首位打者だった谷端将伍(4年・星稜高)は、厳しいマークもあって打率.196にとどまり、やはり昨秋ベストナインの川崎大也(4年・佐野日大高)や米津煌太(2年・大垣日大高)は、打率1割にも届かない。さらに、大黒柱の市川祐は2完封を含むチームの全3勝を稼いだが、昨秋、結果を残した菅澤宙(2年・中京高)が出遅れるなど、2回戦を任せられる投手がなかなか出てこなかった。
つまり、最短での一部昇格へ課題は明確。打力の向上と、2人目の先発投手の成長だ。そこを踏まえて片岡監督は、夏場のオープン戦で多くの投手に登板機会を与えている。
「春は11試合にリリーフとフル回転した直江は真っすぐで空振りが取れ、変化球の制球がよく安定感があり、先発に挑戦中です。1年生の畠中鉄心(関東第一高)もストライク率が高く、吉川慧(2年・加藤学園高)、菅澤の左腕3人から誰が出てくるか。1年生の西尾海純(長崎日大高)も投げっぷりはいいです。市川については、1戦目はともかく3戦目にガタンと落ちるので、もう一度、走り込み、投げ込みに取り組んでいるところ。また、打者を見て投げる器用さはあるのですが、それが裏目に出ることもあるので、そこの意識を変えたいですね」
得点力が低くても、バッテリーを中心としたディフェンス力が高ければ勝負になるが・・・
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