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第47回ベースボールマネージャーミーティング

全国から指導者が研修ルール、心理学を学ぶ場 社会人野球の競技力&価値向上を確認

 

今季からオールフロンティアを指揮する安藤監督はHondaで都市対抗優勝経験があり、その手腕が注目される[写真=大平明]


 社会人チームの指導者を対象とした第47回ベースボールマネージャーミーティングが1月10日、都内で開催され、全国の85チームから105人が参加した。日本野球連盟・清野智会長による開会のあいさつに続き、JABA規則・審判委員会の桑原和彦委員長から社会人野球における今季のルール改正とスピードアップ特別規定についての説明が行われた。

 ハイブリッドポジション(セットポジションのように投手が軸足をプレートと平行に触れた状態からもう片方の足を引いて投げること)については今年から認められることとなった。NPBでは昨年3月のオープン戦でT.バウアー(DeNA)がハイブリッドポジションから投球してボークを取られる場面があったが、今季は球審に申告すればボークを取られることなく投球ができる。

 また、スピードアップに関連して、監督がマウンドへ行ける回数は3回までとなっているが、これまではマウンドへ行ってから投手交代を告げた際は、その回数に含まれていなかった。だが、今季からはマウンドへ行った後に投手を交代したとしてもその回数に含まれることとなる。ピッチクロックに関しては走者がいる場合、20秒以内に投球動作を開始しなければならず、現行では1度目に警告。2度目からボールが宣告されるが、27年からは1度目からボールが宣告されると通知された。

100回大会までに初出場目標


 坂口裕之アスリート委員会・委員長からはアスリート委員会の活動について説明があった。また、「JABA FAIR AND SQUARE(正々堂々と。)」のブランドスローガンの下、社会人野球の価値向上を訴え、高校野球や東京六大学リーグなどでDH制が採用されることに触れ「社会人野球では1988年秋からDH制を採用しましたが、そのように他に先んじて挑戦することが価値向上につながる」と話した。

 アスリート委員会の布施努委員はメンタルトレーニングが専門で、スポーツ心理学に基づいた「リーダーシップ」についての講演を行った。また昨年、BFAアジア選手権とアジアウインターリーグを制した社会人代表の川口朋保監督からは昨季の代表チームについての報告があった。

社会人日本代表・川口監督が昨年の活動について報告。今年は9月にアジア競技大会[愛知開催]が控え、アジア王座を狙う[写真=大平明]


 ミーティング終了後は懇親会が開かれ、就任1年目の監督からあいさつがあった。Honda、東海大の監督、巨人の編成部門を歴任し、今季からオールフロンティアを指揮する安藤強監督は「1月と2月でどれだけ選手を観察できるかが大事。初球、初回、1打席目など『1』にこだわり、1点を守る野球を一生懸命にやっていきたい。南関東地区を盛り上げて、社会人野球に貢献できれば」と語った。目標は都市対抗野球の本大会出場だ。「チームのマネジャーから『100回大会までに初出場したい』と言われ、胸を打たれました。あと4年、少し急ぎながら一歩一歩進んでいきたいです」。また、ジェイプロジェクトの二岡智宏新監督とは23年に巨人二軍で総合コーチと監督を務めた仲であり「対戦するチャンスがあればいいですね。楽しみにしています」と話した。昨夏の都市対抗では、多くの観客を動員した社会人野球。今季も見どころが満載だ。(取材・文=大平明)
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