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東京六大学【注目4年生】

法大・助川太志の持つ探求心と野球への「覚悟」 高校軟式から名門のエースへ

 

法大のグローバル教養学部に一般入試で合格。語学が堪能である[写真提供=法政大学野球部]


高校で内部進学した理由


 今春、法大投手陣の柱となったのが助川太志(4年・茗溪学園高)だ。リーグ戦デビューを果たした昨秋はいずれも救援での登板だったが、春は全カードの1回戦と3回戦で先発。「大学野球のエースの役目」を全うした。勝ち星は慶大1回戦で挙げたリーグ戦初勝利にとどまるも、防御率はリーグ3位の2.15。シーズン通して安定した投球内容だった。

 秋もエースの働きが期待される助川の経歴は、かなり異色だ。高校時代は軟式野球部に所属し、法大には一般入試で入学。英語で授業を行うグローバル教養学部に籍を置く。「英語は幼稚園がインターナショナルだったのと、通っていた中高一貫の茗溪学園が力を入れていたので自然と身に付きました」。TOEICは上級に近いとされる905点だという。

 野球部には一般学生を対象とした練習会を経て入部した。助川は高校に進んだときから、大学では強豪の硬式野球部で勝負しよう、と考えていたという。話は硬式の白井シニアでプレーしていた中学時代にさかのぼる。助川は1年生までは控えの内野手だったが、身長が伸び始めた2年時に投手に復帰。だが秋に右肘を故障してしまう。

「投げられないので冬場はひたすら走り込みをやらされました。中学生にこんなに走らせるか……という感じで(苦笑)、ポール間ダッシュを1日100本、課せられていました」

 走るだけの日々は苦痛でしかなかったが、春を迎えると大きな変化が起きた。「肘の痛みがなくなったので投げてみたら、自分でも驚くようなボールがいくようになったんです」

 走り込みの成果だ。チームでの評価も上がり、登板機会が増えた。「野球って楽しいな、と思えるようにもなりました」。すると、高校野球関係者の目に留まるように。約10校が注目した。「茗溪学園高には軟式しかないと分かっていたので、外部に行って『高校野球』をやろう、という気持ちになりました」。しかし・・・

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