
左から和泉代表取締役会長、松中GM兼総監督、前田球団代表
これが最後のあいさつとなる。
「13年間、ガイナーズで監督として携われて『勝つために何をすべきか?』ということを多く学ばせていただきました。この独立リーグで、指導者としての礎っていうかな。少しずつ自分も日々成長したし、選手たちも球団関係もそう、人や風景も変わっていきますよね。その流れの中でよくやってきたなと思う。ありがとうございました」
10月31日、高松国際ホテルで香川・
西田真二監督(元
広島)の退団会見が行われた。最後に取材陣を代表して四国新聞社から花束が贈られ、拍手とともに会見場を後にしている。
続けて
松中信彦(元ダイエーほか)GM兼総監督の就任会見が行われている。松中総監督の両脇に前田恭典球団代表、和泉亨会長が並ぶ。松中総監督は、この会見のために福岡で購入したというグリーンのネクタイ姿で登場した。
「引退して4年経ちますけども、記者会見がそれ以来なので、すごく緊張しております。GM兼総監督に就任させていただくことになりました、松中信彦と言います。大変な役職ですが、自分なりに精いっぱい頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします」
年内はGM職を中心に、来季は監督としても現場で指揮を執る。会見では和泉会長が、四国リーグの規約変更を発表した。
「今までは監督兼選手、コーチ兼選手はダメでした。来季からはOKになりましたから。見に来ていただける方を少しでも増やすことを含めて、いろいろな話題性の一環で」
四国リーグは「若者にチャレンジする場を与える」ことを主旨とするため、首脳陣による“選手兼任”を認めてこなかった。これは「野球で地域を盛り上げたい」とするBCリーグと大きく異なる点だ。リーグと各球団の方向性が変わり始めている。
和泉会長は「僕の希望としては、松中監督が自ら打席に立つことがあり得るかも」と含みを持たせた。
高知はサプライズ人事だ。2008年から6年間、監督を務め、09年に初の独立リーグ日本一に導いた
定岡智秋氏(元南海ほか)が11月5日、ヘッドコーチとして就任することが発表された。年明けに高知入りすると見られる。
高知は10年以降、優勝から遠ざかっており、ドラフト指名も8年間、逃し続けている。黄金時代再建に向けた体制強化だ。
[リポート/高田博史]