NPB入りを目指して愛媛へ。経験を積む中での気付きを財産にチームをさらなる高みへ押し上げる。 リポート=高田博史 多くの場数を踏み、勝ち試合の大事な終盤も任されている[写真=山田次郎]
193cmの大型右腕
坊っちゃんスタジアムの一塁側ダグアウトの前で、愛媛の投手たちがサイドノックを受けていた。
バックホームの練習になったときだ。ノッカーにボールを渡しながら捕手役も兼ねていた選手が、捕球しながらおどけて声を上げる。
「うわあ! (ビルの)8階から投げてるぅ!」
送球したのは
廣澤優(JFE東日本)である。もちろんビルの8階からというのはオーバーだが、193cmの長身から至近距離で投げ下ろされる迫力は、捕手役からしてみればかなりのものだろう。
最速158キロ右腕は来月行われるドラフト会議において、愛媛のドラフト候補として確実に名前が挙がりそうな1人である。
2018年の夏、日大三高の2年生だったころ・・・
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