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徳島・工藤泰成 育成指名から新たなスタート「制球力が良くなれば、上でも十分勝負できる実力がある――」/四国アイランドリーグplus

 

阪神から育成1位指名を受けた最速159キロ右腕の徳島・工藤。次にやるべきことは、もう見えている。
リポート=高田博史

11月3日に阪神から指名あいさつを受けた。左から山本宣史スカウト、徳島・工藤、畑山俊二統括スカウト、宮脇則昭編成ディレクター[徳島球団提供]


2度目の“運命の日”へ


 ドラフトが終わってからも、徳島・工藤泰成(東京国際大)の忙しい日々が続いている。取材当日は朝6時に起床し、24時間営業のジムにジョギングで向かった。取材開始時刻は、午前10時からを予定している。

 育成1位で阪神より指名を受けた。3日前に指名あいさつを終えている。最速159キロのストレートの力強さ、フォークやスライダーなど変化球のキレの良さを評価してもらった。

「制球力が良くなれば、上でも十分勝負できる実力がある――」

 徳島を訪れた阪神のスタッフからは、そう伝えられている。

「自分の持ち味をしっかり評価していただいて。僕も課題が制球力っていうのは、ずっとあったので。課題に関しては予想どおりだなっていう感じです」

 大学4年生だった昨年、3球団から調査書が届いていたが・・・

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