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埼玉・町田隼乙 阪神4位「独立リーグで3年間学んできた『泥臭く』『全力のプレー』をNPBでも貫いていきたい」/BCリーグ

 

BCLを代表する186cmの大型捕手。甲子園で大暴れを。
リポート=岡田浩人

2年連続で捕手のベストナインに選出された埼玉・町田。BCLの捕手を代表してNPBに挑む


レジェンドとの共通点


 BCLを代表する捕手として、NPBに挑む。

 11月15日に神奈川・横浜市で開かれた「BCLアワード」で、2年連続で捕手のベストナインに選出され、表彰を受けた。「ほかにもドラフト指名された捕手がいる中で選ばれたことは光栄」と笑顔を見せた。

 10月24日のドラフト会議で阪神から4位指名を受けた。

「指名された瞬間は、心の中で準備していた順位よりも早くてびっくりしました。少し時間が経って、ようやく実感がわいてきました」

 阪神は昨季の日本一球団で、特に捕手のレギュラー争いはレベルが高い。一方で阪神スカウトからの指名あいさつでは「打撃で高い評価をいただきました」と言い、「将来的には中軸を打てる捕手を目指したい」と掲げる。

 身長186cm、体重88kgの大型捕手。その体格から同じ身長のOB・田淵幸一氏を重ねる記事も出た。

「自分の中ではそういう意識はなかったのですが、メディアの皆さんからそういう取り上げ方をしてもらって、何かの縁だと思いました。そういう姿を目指していける選手になりたい」

今季進化をみせた打撃に期待が寄せられている


BCLで学んだもの


 高校卒業と同時に門を叩いたBCL。1年目からレギュラーとして起用され、57試合に出場した。本塁打4の数字を残したが、打率は.210。投手の球速、変化球への対応に課題が突き付けられた。2年目の昨季は65試合で打率.265。本塁打は8本に増えたが、町田自身は「今NPBに行っても通用しない」と感じていた。

 3年目の今季はケガによる離脱で51試合の出場だったが、打率.323とキャリアハイの数字を残した。二塁送球の速度も上がり、1秒8をマーク。打撃でも守備でも成長を遂げた。

「BCLで試合をたくさんこなせて、“失敗の経験”から成長することができました。それはNPBに行っても大きな経験値になると思います」

 11月21日にはさいたま市のホテルで入団交渉に臨み、契約金4000万円、年俸750万円(金額は推定)で仮契約を結んだ。「開幕一軍を目標に、将来的には正捕手と中軸を任される選手になりたい」と語った。その上で、「今までの感謝を恩返しするためにも1年目からチームの勝利に貢献できるよう“打てる捕手”を目指して頑張りたい」とコメントした。

 11月のBCLアワードでは集まったリーグ関係者、そしてファンを前に、BCL代表としての決意をその言葉でにじませた。

「独立リーグで3年間学んできた『泥臭く』『全力のプレー』をNPBでも貫いていきたい」

 ベアーズ(熊)からタイガース(虎)の町田へ。BCLという野から放たれた大型捕手が甲子園というジャングルで大暴れする姿を楽しみにしたい。

PROFILE
町田隼乙/まちだ・はやと●2003年4月3日生まれ。神奈川県市秦野市出身。186cm88kg。右投右打。大根小3年から野球を始める。同4年から捕手。大根中では硬式の平塚ボーイズに所属。光明相模原高では2年秋から正捕手。3年夏は四番・捕手も初戦となる2回戦で慶応高に敗れる。高卒後の22年にBC埼玉に入団。2年目の昨季はリーグ優勝に貢献。今季は51試合で打率.323、本塁打5、打点37で2年連続のベストナインに。遠投110メートル。50メートル走は6秒3。
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