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徳島・加田拓哉 結果にこだわってアピール「楽しい1年にしたい」/四国アイランドリーグplus

 

今季にかける主将の決意。悩んだ昨季の経験を生かし、勝ちにこだわって日本一へと駆け抜ける。
リポート=高田博史

2026シーズン決起集会で、チーム一丸となって勝ちにいく姿勢を示した徳島・加田


シーズン決起集会で


 シーズン開幕まで2週間を切った3月16日、徳島は徳島市内のホテルで「2026シーズン決起集会」を行った。後藤田正純県知事をはじめとする行政関係者、スポンサー企業、支援団体、ファンなどが集まり、選手たちにエールを送っている。

 今シーズンの徳島は、勝ちにこだわる。過去2年間、逃してしまった年間王者の座を取り戻したい。会の冒頭のあいさつで、岡本哲司監督(元大洋ほか)が語った言葉の具現化を目指す。

「これが本当の優勝するにふさわしいチームだということを、徳島から発信したいと思います」

 王者となったその先に、NPBからのドラフト指名が待っている。

 締めのあいさつを行ったのは、主将を務める加田拓哉(桐蔭横浜大)だ。本当のところ、新主将は人前であいさつをするのが苦手らしい。決起集会の3日前、こんな話をしていた。

「こうやって、面と向かっては普通にしゃべれるんですけど、人前に立って、言葉考えてしゃべらなあかんのが苦手やったんで。ずっと嫌やって……」

 とは言うものの、大学時代を除いて小中高と主将を務めてきた。帝京高時代、大阪出身であることから「浪花のド根性キャプテン!」と記事に書かれたこともある。

「今年はなんとしても勝って勝って勝ちまくって、日本一を獲れるように。選手一同、一丸となって頑張っていきます。応援のほう、よろしくお願いします」

 力強くあいさつを終えると、大きな拍手とともに決起集会の幕が下りた。

「楽しい1年にしたい」


 ルーキーだった昨シーズン、持ち前の長打力を武器に存在感を発揮している。6・7月度月間MVP受賞。野手部門の月間新人賞を連続で受賞(5・6月度、6・7月度)。ベストナイン(DH)も受賞した。

 だが、調子の波が大きく、夏場以降に成績を落としてしまった。8月に入ってから最終戦(9月16日)まで、19試合の成績は71打数9安打。一時は.323あった打率を.258(26位)まで下げてシーズンを終えている。

「悩んでも、何も見つからんかったんで。とにかく“(打つ)感覚”を探しましたね。一番いい感覚を」

 打たなあかん、打たなあかんと気持ちが追い詰められていた。それに気が付いてからは、打率のことを気にするのをやめた。あの苦しかった経験を、今シーズンに生かす。

「でも、ホームランの数と打点だけは意識しておきたいですね」

 本塁打は前半8本、後半8本を最低ラインに10本ずつ打ちたい。ここまでの練習試合で、すでに2本放っている。70打点30盗塁が目標だ。2年目は「楽しい1年にしたい」と話す。

「打ってたら楽しいじゃないですか。去年は『うわ! 打てへん! どうしよう?』みたいなこと思ってたんで。悩まんでもいい結果を残したいですね」

 自慢の肩もしっかりアピールしたい。打って守って走って、秋のドラフトまで一気に駆け抜ける。笑って終われるシーズンに。

PROFILE
かだ・たくや●2002年11月11日生まれ。175cm85kg。右投右打。AB型。大阪府出身。帝京高、桐蔭横浜大から徳島入団。負けん気、長打力、肩の強さが持ち味。5・6月度、6・7月度TORIDOLL月間新人賞受賞。6・7月度読売新聞月間MVP受賞。ベストナイン(DH)に選ばれた。68試合、打率.258、57打点(4位タイ)、10本塁打(2位)、18盗塁(10位タイ)、OPS.905(9位)。今季、徳島の主将を務める。
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