
小林には投手から信頼を得る立ち居振る舞いをしてもらいたい/写真=小山真司
あのミラクルぶりはどこへ行ってしまったのか。
巨人・
小林誠司が開幕から極度の打撃不振に陥っている。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で「ラッキーボーイ」「神ってる男」などと形容されたバッティングは影を潜め、また昨年までの八番打者に逆戻りしてしまった。「今年の小林はひと味違う」と期待していたファンにとっては「看板に偽りあり」の思いかもしれない。
しかし、振り返ってよく考えてもらいたい。このバッター、もともと打てる打者ではない。WBCでもホームランを打ったのは力がやや落ちると言われる中国の投手だったし、ボテボテの当たりが内野安打になったりしていた。勝負を決めるような一打は打っていないし、表現は悪いが試合の間隙を突いたヒットが多かったというのが正直な印象だ。つまり、バッティングが劇的に変化したり、技術的に進化したりしたわけではなかったと思う。
捕手で八番打者。打てないのは仕方がない。しかし、開幕から再三失敗している・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン