右翼への大飛球はラバーフェンスとその上の金網との間を抜けスタンドに飛び込みました。この打球は本塁打になりますか。 本塁打ではなく二塁打です。規則7.05は、次の場合、各走者(打者走者を含む)は、アウトのおそれなく進塁することができるというエンタイトルの規則とも呼ばれています。その(f)は2個の塁が与えられる場合として、以下のように記されています。
フェアの打球が、(1)バウンドしてスタンドに入るか、または野手に触れて進路が変わって、一塁または三塁のファウル線外にあるスタンドに入った場合。(2)競技場のフェンス、スコアボード、灌木、またはフェンスの下のつる草を抜けるか、その下をくぐるか、挟まって止まった場合。
問題のケースは明らかに(2)に該当しますから、二塁打となります。
09年9月19日の
ヤクルト―
巨人戦(神宮)でこのケースに該当する二塁打が出ています。5回裏のヤクルトの攻撃で、
青木宣親の右翼への大飛球は、金網とラバーフェンスの間を抜けて転がりました。
2個の塁が与えられるケースはたくさんあります。7.05(d)には、「野手が、帽子、マスクその他着衣の一部を、本来つけている個所から離して、送球に触れさせた場合」、(e)には「野手が、グラブを故意に投げて、送球に触れさせた場合」とあり、このケースはボールインプレイです。
同規則の(g)には、こうもあります。
送球が、(1)スタンドまたはベンチに入った場合。(2)競技場のフェンスを越えるか、くぐるか、抜けた場合。(3)バックストップの上部のつぎ目から、上方に斜めに張ってある金網に上がった場合。(4)観衆を保護している金網に挟まって止まった場合。
これらはボールデッドとなります。
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