日本のプロ野球では、ある投手がマウンドにいるとき、ベンチから監督もしくはコーチが指示を与えるためにマウンドに行ける回数は同一イニングで1度までで、2度目は自動的に投手交代となると聞きました。このほかに「マウンドに行くこと」に関するルールはありますか?[後編] 前号(8月20&27日号)の続きです。今回は監督またはコーチが投手のもとへ行った回数に数えられる場合について見ていきます。規則5.10(l)
「監督またはコーチが投手のもとへ行った後、投手板を囲んでいる18フィートの円い場所を離れたら、1度行ったことになる」(日本では“18フィートの円い場所”を“ファウルライン”と置き換える)が前提にあり、さらに細かくは【注3】に定められています。
「(前略)イニングの途中で投手交代の通告が行われた後、プレイが再開されるまでに新しく出てきた投手のもとへ監督(またはコーチ)が行った場合、監督(またはコーチ)がマウンドに行って投手を退け、そのままとどまって新しく出てきた投手に指示を与えて引き上げた場合、いずれも1度とは数えないが、次の場合は、いずれも監督(またはコーチ)が投手のもとへ行った回数として数える。(1).監督(またはコーチ)がファウルライン近くまできて投手に指示を与えた場合。(2).投手の方からファウルラインを越えて、監督(またはコーチ)の指示を受けた場合。(3).コーチがマウンドに行って投手を退け、ファウル地域まで戻ってきて、監督と打ち合わせてから、新しく出てきた投手のもとへ行った場合」 ただし、投手が負傷を受けたとき、監督が審判員に許可を要請し、認められればマウンドに行く回数には数えられません。
また、これらの規則はアマチュアでは各連盟の規定を適用することも併せて触れられています。[文責=編集部]