先週、今季から導入されたコリジョンルールが初めて適用された場面があった。5月6日の西武対日本ハム(西武プリンス)。3対3の同点で迎えた6回表、一死満塁のピンチを背負った西武先発の高橋光成が西川遥輝に投じたフォークが暴投となった。三走・レアードが生還したのに続き、二走・淺間大基も本塁へ。だが、ベースカバーに入った高橋光が捕手から送球を受け、走者と交錯した。球審の右手が上がり「アウト」の判定となったが、栗山英樹監督が抗議。審判団が映像を確認した結果、高橋光の左足がわずかにホームベースにかかっていて、結果的にまたぐような形でタッチをしたことで判定が覆り、「セーフ」となってしまった。

　今季から本塁でのブロックが禁止。危険なクロスプレーの排除を徹底させることが目的で、守備側は走者に対して本塁を空けることが義務となり、アウトにするためにはタッチだけで対応しなければいけない。もちろん、これは捕手だけでなく、今回のようにベースカバーに入った投手にも適用される。逆に走者側もラフなプレーをしたら守備妨害が取られてしまう。

　しかし今回に関しては・・・