
力強さと柔らかさを兼ね備えたスイングが魅力の栗原/写真=高塩隆
新型コロナウイルス感染拡大のために延期となっていたプロ野球の2020年シーズンが6月19日、ようやく開幕した。例年より23試合少ない120試合制で、一軍の登録人数が従来の29人から31人へ変更となり、試合に出場できるベンチ入り人数も25人から26人へ拡大され、外国人の一軍に登録可能な人数を4人から5人にするなど、イレギュラーなシーズンとなるが、しっかりと試合を見て、選手たちのプレーを解説していきたいと思う。
まず今季は新戦力に注目していきたいと考えている。やはり、チームを勢いづかせ、上位に押し上げるのは昨季までいなかった新しい選手の力になるのは確かだ。さらに、そういった新顔はプロ野球を盛り上げる起爆剤になる。すでに今季も新人を中心に各チーム、新戦力が台頭してきているが、際立っているのは
ソフトバンクの
栗原陵矢だろう。
15年、福井・春江工高からドラフト2位で入団。今季で6年目を迎えた23歳の若鷹だ。3年目に3試合、4年目に11試合、昨季は32試合に出場して39打数9安打、1本塁打、7打点、打率.231と徐々に経験を積んできた背番号31。そして今季・・・
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