
ケガで満足にプレーできず、来年は育成契約となる梶谷[写真=榎本郁也]
育成選手なのに年俸は推定2億円なのだという。誰のことかというと、
巨人の
梶谷隆幸だ。2021年、
DeNAから巨人へFA移籍をした梶谷だが、たび重なる故障に泣かされた。移籍1年目は右手甲骨折や腰痛を発症。10月に腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けて今季の復帰を目指したが、3月に左ヒザを痛めてしまう。5月に左ヒザ内側半月板縫合手術を受けたため、今季は一軍試合出場がなしに。4年契約の2年目を終えたところだったが、ケガからの回復に専念するため育成契約を結ぶ異例の措置となった。
ルール違反を犯しているわけではないが、育成制度の本来の趣旨とは違う使い方にどうしても首をかしげてしまう。1965年にドラフト制度が導入されてから、支配下登録選手枠の上限である60人を超えた場合、「練習生」という扱いだったが、有望な選手を囲い込むケースが相次いだ。そのため、92年以後は練習生契約が禁止となった。その後・・・
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