
高い制球力で打者を抑え込む東洋大姫路高・阪下[写真=川口洋邦]
横浜高の優勝で幕を閉じた第55回記念明治神宮野球大会だが、好投手が多く目についた。その一人が東洋大姫路高の147キロ右腕・阪下漣(2年)だ。10対0の5回
コールドで聖光学院高を破った1回戦(11月20日)をじっくり見たが、安定感あるピッチングを見せた。冷たい雨が降り注ぐ悪条件だったこともあり、ストレートの最速は140キロにとどまっていたが、乱れることがない。
変化球はカーブとフォーク。だが、その大半はタテに大きく曲がるカーブが占めている。ほぼストレートとカーブの2球種で打者に立ち向かっていくのだが、変化球でカウントを整え、ストレート勝負するパターンがはまっていた。
投球フォームのバランスが取れ、指先の感覚もいいのだろう。制球力が抜群で捕手が構えたミットに正確に投げ込んでいく。それを・・・
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