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伊原春樹コラム「満票で選出されるべきだった野球殿堂入りのイチロー なぜ投票しない記者がいたのか」

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野球殿堂入りを果たしたイチロー[写真=高原由佳]


 1月16日に野球殿堂博物館が「2025年野球殿堂入り通知式」を開催し、4氏の野球殿堂入りが発表された。競技者表彰委員会・プレーヤー表彰からイチロー氏(元オリックス)、岩瀬仁紀氏(元中日)、エキスパート表彰から掛布雅之氏(元阪神)、特別表彰委員会から元審判員の富澤宏哉氏が新たに殿堂入りとなった。

 今回、イチローは史上7人目の候補1年目での殿堂入り。本当に「おめでとう」と賛辞の言葉を贈りたいが、引っかかることがある。初の満票での選出とならなかったことに異論が噴出したが、私も同意だ。プレーヤー表彰の対象は引退から5年以上の元プロ野球選手で候補者の期間は15年。投票資格は15年以上の野球取材経験を持つ記者が務める。最大7人を記名して投票できるが、イチローは有効投票349票のうち、92.6%にあたる323票を獲得。26人の記者がイチローに投票しなかったわけだ。

 イチローのゲストスピーカーとして来場した王貞治さん(ソフトバンク球団会長)は冗談めかしながら・・・

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伊原春樹の野球の真髄

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座右の銘は野球道。野球評論家として存在感を放つ伊原春樹の連載コラム。

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