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伊原春樹コラム「村田兆治とバッテリーを組んだ袴田英利氏が死去 捕手にしては珍しく斜に構えず誰からも愛されたナイスガイ」

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法大からロッテに入団し、主戦捕手として活躍した[写真=BBM]


 私より6歳も若いのに……本当に逝くのが早過ぎる。ロッテで捕手として活躍していた袴田英利氏が2月8日に脳出血のため亡くなっていたことが3月31日、分かったという。自動車工高(現・静岡北高)から法大に進み、1977年ドラフト1位でロッテに指名され、78年に入団したヒデは5年目の82年から扇の要として常時一軍の試合に出場することになる。

 一番印象に残っているのは、捕手にしては珍しくどのチームの選手からも愛されたということだ。だいたい捕手は打者の狙いを察知して、投手をリードするというポジションの特性上、普段からどこか斜に構えているようなところがある。しかし、ヒデには一切、そういうところがない。誰とも真正面から向き合い、人間関係を築いていくのだ。

 当時は西武の黄金時代。私はコーチを務めていたが・・・

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伊原春樹の野球の真髄

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座右の銘は野球道。野球評論家として存在感を放つ伊原春樹の連載コラム。

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