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伊原春樹コラム「制球力が高くロマンあふれる田中晴也 球の出どころが見づらい菅井信也 目がクギ付けとなった若手のピッチング」

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4月16日の日本ハム戦で今季初勝利を挙げた田中晴[写真=高原由佳]


 先週は2人の若手先発投手のピッチングに目がクギ付けとなった。まずはロッテ田中晴也だ。4月16日の日本ハム戦(ZOZOマリン)で先発マウンドに立つと、155キロ近いストレートにキレ味鋭いカットボール、フォークを織り交ぜ日本ハム打線を抑え込んでいく。オーソドックスに上から投げ込むタイプだが、コントロールにブレがない。捕手の構えたところへほとんど球が行く。四球から崩れる心配がないから安心してマウンドを任せられる。

 0対0で迎えた5回には二死満塁のピンチを迎えたがギアを上げた。矢澤宏太に対して1ボールから153キロ、155キロのストレートで空振り、ファウルを奪って追い込むと、渾身のストレートを真ん中低めへ投げ込む。自己最速を1キロ上回る156キロで空振り三振に仕留めてピンチを切り抜け、雄叫びを上げた。

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伊原春樹の野球の真髄

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座右の銘は野球道。野球評論家として存在感を放つ伊原春樹の連載コラム。

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