高卒1年目の昨季、センスあふれる守備で鮮烈な印象を残した。 今季開幕前のキャンプ、オープン戦を通して、“ポスト中島裕之”の一人として遊撃手のポジションを争い、開幕スタメンを果たした20歳。 その守備力ですでにチームに欠かすことのできない存在となっているが、今はまだ成長の過程――。 その可能性は無限大だ。 取材・構成=田辺由紀子
写真=長岡洋幸、BBM
「当たり前」以上のプレーを 中島裕之(現・アスレチックス)の移籍により、開幕前から話題が集中した西武の正遊撃手争い。そのポジションで開幕スタメンの座を手に入れたのは2年目の永江恭平だった。 現在は打撃に課題を抱え、守備固めでの途中出場が増えているが、ひとたびグラウンドに出れば、センスあふれる守備の動き、抜群の安定感は一際目を引く。指揮官も「彼の貢献度は高い」と高卒プロ2年目に大きな信頼を寄せている。 ◎
僕の中では、守備は「できて当たり前」という意識なんです。「ピッチャーを助けるプレー」というふうによく言っていただくんですが、僕が出るからには守備は完璧でないと意味がないと思っています。
昨年1年を通して、ファームでも一軍の試合でもいろんな失敗をしたり、守備ではいい場面で自分のプレーができたこともあったり。些細なことでもちょっとずつ身に付けて、今の自信につながってきたんじゃないかなとは思います。いや、でも、自信というより・・・
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