プロ野球12球団の選手や監督・コーチに、毎週決まったお題について自由に語ってもらうコーナー。今週のお題は「夏の甲子園」です。 ロッテ・中村奨吾内野手

2010年の夏、中村は左手小指を脱臼したまま最後までプレーを続けた
天理高3年の夏、甲子園に出場することができました。初戦から大阪代表・履正社高との「関西対決」。球場は超満員になって、ものすごい光景でした。僕は三番・三塁で出場。3回の第2打席で適時打を打つことができました。
ただそのとき、二塁を回り「行ける! セーフだ!」と思って三塁にヘッドスライディングしましたが、アウトに。さらに左小指を脱臼してしまいました。グラブもはめられないし、バットも握れない。本当は交代するところでしたが、負けていたこともありそのままフル出場しました。
結局1対4で敗れて、最後の夏は初戦敗退でしたね。なので、翌日すぐに病院へ……。今はしっかり治っています。
写真=BBM