プロ野球12球団の選手や監督・コーチに、毎週決まったお題について自由に語ってもらうコーナー。今週のお題は「甲子園」です。 ヤクルト・武内晋一内野手

準々決勝に勝って初めて優勝を意識した
智弁和歌山高2年の夏。苦しかったのは、準々決勝の柳川高戦ですね。負けたと思いました。みんな大会が始まる前から優勝が狙えるとか、あそこまで打てると思っていなかった。でも、勝っていくうちに「あれ? あれ?」と調子の波がそろうようになって。柳川高に勝ったとき「優勝したいな」と話したと思います。
3回戦のPL学園高校戦で高嶋監督に、一度だけ怒られたのを覚えています。勝っていたけど点を取られて、5回のグラウンド整備時に『相手がどんなチームか分かっているのか』と。高嶋監督がいなければ今の自分はないので、本当に感謝しています。
写真=BBM