プロ野球12球団の選手や監督・コーチに、毎週決まったお題について自由に語ってもらうコーナー。今週のお題は「寝坊」です。 中日・中村武志コーチ
たった一度の寝坊への救済措置とは……
寝坊は1度だけ。25歳か26歳のときかな。名古屋から
広島への移動ゲームの前日に外泊していて、寮長から電話がかかってきたんだよ。「スーツとかは全部名古屋駅に持っていってやるから」と言われて、駅で受け取ったんだけど、チーム便の新幹線のドアが目の前で閉まってね。当時は
星野仙一監督。「もう終わりだ」と思った。
次の新幹線に乗ってもジタバタしてて、広島に着いたときには、ウオーミングアップは必要ない状態。そしたら一枝(
一枝修平、当時)ヘッドコーチに「3本打ったら許してやる」と言われてね。冗談だったかもしれないけど、実際に3本打ったんだ。監督にはバレてないと思ってたんだけど、知っていたみたい。でも、何も言われなかったよ。
写真=BBM