プロ野球12球団の選手や監督・コーチに、毎週決まったお題について自由に語ってもらうコーナー。今週のお題は「初任給」です。

巨人・松井義弥内野手

　初任給で、寮での生活用品を揃えました。部屋のラグマットや洗濯の物干しざおなどを買いました。特にそれまでと支出額は全く変わりませんでしたね。

　プロになって初めて給料が自分の通帳に記帳されたのを目にしたとき、「うぉー」という驚きはありました。学生時代は一気にまとまったお金が振り込まれたことはなかったので。でも僕は物欲がないので、何か買うということはしなかったですね。

　高校時代、年末年始の約1週間、チームのほぼ全員が郵便局でアルバイトをさせていただきました。年賀状を仕分ける仕事でした。今思えば、あれが“初任給”です。同じ作業を延々と続けて退屈でしたが、もらったお金は遠征費などに使いました。

写真＝BBM