週刊ベースボールONLINE

本誌編集長コラム

自分の名前を看板に――。

 

 藤川球児がレンジャーズから自由契約となった。現地時間5月17日にメジャー契約の40人枠を外れてウエーバーにかけられたが、獲得を希望する球団は現れず。レンジャーズとマイナー契約を結ぶ道もあったが、自由契約となることを選んだ。現在はFA状態で、日米含めてすべての球団との交渉となるが、日本球界復帰となれば再び阪神のユニフォームにソデを通す可能性が高い。

 藤川の古巣を思う気持ちは人一倍だ。27日に発売される『阪神タイガース80年史第2弾1993〜2015』で、藤川にタイガース愛を語ってもらったが、愛するがゆえに口調も厳しくなってしまう。例えばこんなことを言っている。

「選手は自分の能力で勝負すること。個々の能力をひたすら伸ばすことに専念して、自分の名前を看板にしなければいけない。『阪神』という名前を看板にして、そこに安心感を持ってはいけない」

 遠く離れていても、古巣の選手たちの緩みが感じられていたのか。球団創設80周年と記念のシーズンながら、波に乗れない今季の阪神。もし、藤川が復帰すれば化学変化が起き、劇的にチームが変わるか――。いずれにせよ、藤川の選択に注目したい。
野球の風

野球の風

週刊ベースボール編集長の編集後記。球界の動きや選手に対して編集長が思いをつづる。

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング