現代の若い人たちは、近・現代詩を読むことがあるのだろうか。これは習慣の問題かもしれないが、筆者などは、若いころはよく読んだものだ。しかし、結局は、1に萩原朔太郎、2に中原中也、あとは無用、で終わってしまった。尊敬する故・飯島耕一さんも、その詩論、詩人論は日本一だが、詩には一向に感心しなかった。 そ…