
矢野新監督には周囲を見て学び、自身の“監督像”を築いてもらいたい/写真=太田裕史
矢野新監督に伝えたひと言は
秋季キャンプもそろそろ打ち上げ。
阪神の新監督・
矢野燿大はご存じのように、私が阪神監督時代、正捕手を務めていた。新監督らしく、初日から精力的に動き回っていると新聞で読んだが、どんな18日間になっただろう。
矢野は就任発表からほどないころ、律儀にもわが家まで挨拶しに来てくれた。
「そうか。阪神の監督はいろいろ大変だが、頑張れよ」と励まし、送り出した。余計なことを言って、変に気にされたら矢野のためにならない。ただ老婆心ながら、「担当記者をどうコントロールするかが、一番の課題になるぞ」とは付け加えておいた。
12球団で最も難しく、苦労するのが阪神の監督だ。それを引き受けてしまったのは、私の野球人生最大の・・・
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