スタンドが“浪速の轟砲”のアーチを待ち続けたのは、誰よりチームを思う気持ちがファンに伝わっていたから。本塁打王に輝いた2010年、優勝に一歩届かなかった14年──。そして15年以降の低迷期の中でも、常に前を向き続けてきた原動力は“ファンの大声援”にほかならない。 取材・構成=鶴田成秀 写真=早浪章弘、BBM オリックス…