北海道出身。スタンドで観戦した日本ハム戦で最も印象に残ったシーンは「帯広であった大谷翔平選手の場外ホームラン」と明かす。中学から四国・高知で心身を磨き、スケールの大きな選手を目指す。 取材・文・写真=喜岡桜 
10月23日のドラフト当日は3年間、一緒に汗を流したチームメートに祝福された
名将が認める野球センス
首筋を流れる汗を拭うことなく真っすぐ前を見続けていた。10月23日のドラフト会議で明徳義塾高・
藤森海斗は日本ハムから5位で指名された。その瞳が捉えているのは、録画ランプが付いた報道用のテレビカメラではない。プロで活躍し、脚光を浴びる未来の自分だ。目標は「打率3割以上打てる打者」。2022年まで同球団に在籍し、幼いころに応援していた
ソフトバンク・
近藤健介のように安打を量産し、勝利に貢献することを誓った。
俊足好打の左打者として1年時から公式戦に出場し、2年になると馬淵史郎監督から中軸を任された。初めての甲子園出場となった同年夏に3打点を挙げると、翌年のセンバツでは三塁打を含む2安打を放ち、打率.500をマーク。左右にボールを飛ばせる打撃に加え、指名後の記者会見で「走塁も武器なので生かしたい」とアピールした足も魅力である。
さらに守りにおけるユーティリティー性の高さも強みの一つ。本職は捕手。1年時は、2学年上の
寺地隆成(
ロッテ)が正捕手を務めたため主に野手として起用されたが、入れ替わりで正捕手の座を獲得。侍ジャパンU-18代表の一員として臨んだW杯(沖縄開催)では主に外野手として出場し、銀メダルを持ち帰った。馬淵監督からは「守りで言えば、藤森のほうが良い。どこでも守れる」と信頼を寄せられ、藤森を小学生のころから知り・・・
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