チームメートと過ごした4年間が、自身を大きく成長させた。北海学園大は、道内チームとして史上初めてドラフトで複数の選手が指名。2025年6月の大学選手権でも8強進出と、大学の歴史を変える活躍があった。次は地元球団での躍動を固く誓う。 取材・文=多田まりや 
11月24日に本拠地・エスコンFで行われた新入団選手ウェルカムイベントで抱負を語った[写真=高原由佳]
筋金入りの道産子選手
4年間、共に汗を流してきた工藤泰己が
広島4位、高谷舟が
オリックス5位で名前を呼ばれた。一連の会見と個別取材も終わったが、まだ、ドラフト会議は終わっていない。常谷拓輝は会場で指名を待ち続けた。育成選手の指名が始まり、しばらくすると、その瞬間がやってきた。
常谷の名が
コールされると、大きな歓声が響き渡った。地元球団・
日本ハムから育成1位指名。率直な感想を求められると「まさか、選ばれると思っていなかったので、すごくうれしい気持ちがあります」と、報道陣へ向けて丁寧に回答した。
生まれも育ちも北海道。筋金入りの道産子選手である。愛着のあるチームでプレーできる喜びも、ひとしおだ。日本ハムの印象については「若い選手が常に元気だし、明るくプレーしているようなチーム」と語った。育成からのスタートになるが「まずは、支配下選手登録を勝ち取って、一軍で活躍できるような選手になりたいなと思います」と、次なる目標へ向け、闘志をみなぎらせていた。
「二刀流」としての存在感
札幌静修高では、二塁手と投手を兼任。3年春の全道大会4強が最高成績だった。北海学園大入学後に、素材を花開させた。野手としてのレベルアップを考え、日々トレーニングに励んだ。高校時代から体重を増やし、パワーアップを実感。2年春に遊撃のレギュラーに定着した。「意識の高い選手が非常に多いので、一緒に切磋琢磨しながらやれた部分が一番大きい」。定位置奪取以降、札幌学生リーグではベストナインを4回受賞。また、4シーズンで打率.300超えと安定した成績を残した。常谷の働き場所はマウンドにもあり、サイドから投じる最速144キロを武器に、リーグ戦では・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン