アマチュア球界のシーズン幕開けとなるJABA東京スポニチ大会。2015年がドラフト解禁となる大卒2年目投手を取り上げていく。まずは、完成度が高い本格派右腕である 日大三高から明大に進み、学生時代からネームバリューがある投手。強豪のJR東日本で1年目から先発を任されるなど、経験は豊富だ。プロでは中継ぎ向きだと思うが、今年の活躍次第では先発として欲しがる球団も出てくるだろう。
投球フォーム(8.0)はバランスの良いときと悪いときの差がある。右ヒザにもう一つひねりの動作が入ってこないと、安定しない。腕の振りを一定にして、軸足である右ヒザをしっかり押し込める形になれば、安定感が出てくる。ストレート(8.0)は140キロを超えてくる。3月のJABA東京スポニチ大会で見た際には、昨年までのキレがなかった点が気になった。寒い時期のマウンドだったため、夏に向けては上がってくるだろう。変化球(8.5)は球種も豊富で、ストライクを取れるのが強み。カーブ、スライダー、チェンジアップを操れる。
投球術(8.0)では、もっと打者をよく観察しながら投げられるようになってほしい。右左どちらにも内外角に投げられる技術はあるので、配球を考えることが必要になる。変化球の種類が多いが・・・
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