2016年秋以来のリーグ優勝を目指す明大のポイントゲッターは、4年春までに70安打を積み上げた。今夏は侍ジャパン大学代表でもプレーし、一回り大きくなった。進路のことは気にせず、目の前の試合に集中することが将来につながる。 取材・文=佐伯要 
明大では2年春からレギュラーとなり、通算打率は3割を超える。4年間、積み重ねた練習量が大きな力となっている/写真=佐伯要
「バックネット裏と戦うな!」
明大の四番・
逢澤崚介は、今春のリーグ戦中に善波達也監督から指摘された。
プロを目指す大学生にとって、4年春は「就職活動」のシーズンだ。逢澤もその一人。攻守走の三拍子がそろう左投げ左打ちの外野手は、今秋のドラフト候補に名が挙がる。ネット裏に陣取るスカウトの存在が気にならないはずはない。
「背中にスカウトの視線を感じます。それを意識したのが、良くなかったと思います」と、逢澤は打ち明ける。
持ち味は逆方向への強い打球。にもかかわらず・・・
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