今春の福岡六大学リーグ戦12試合で49打数23安打、7本塁打、26打点と、とてつもない数字を残した。全国舞台でもパンチ力ある打撃でドラフト候補右腕を攻略して、4強進出。今夏は日の丸を背負い、成長の一途をたどっている。 取材・文=岡本朋祐 
地元・福岡の東海大五高から大学は近所の九産大へ。福岡六大学リーグで規格外の数字を残している/写真=太田裕史
今年6月の全日本大学選手権で九産大は19回目の出場で、初めて4強へ進出した。その勝ち上がりに“内容”があった。1回戦で過去4度優勝の東海大を制すと、2回戦で最大の見せ場がくる。優勝候補の東洋大を相手に10安打10得点と圧倒し、7回
コールド勝利(10対3)。三番・
岩城駿也は151キロ右腕・
上茶谷大河(4年・京都学園高)から左前打、153キロ右腕・
梅津晃大(4年・仙台育英高)からも中前打と、プロ注目投手から結果を残した。「変化球は捨てて真っすぐに絞り、センター中心に打ち返す。監督からの指示どおりの打撃ができた。有名な投手から打てたのは自信になる」。宮崎産経大との準々決勝でも2安打1打点と、準決勝進出の原動力。国際武道大に延長10回タイブレークで惜敗(3対4)も、「打の九産大」という強烈なインパクトを残した。
岩城は今春の福岡六大学リーグ戦12試合で打率.469、7本塁打、26打点と規格外の数字。「結果だけ見れば、好成績かもしれませんが・・・
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