最速152キロ。左腕でこの数字をたたき出せば、ドラフト戦線においては自ずと「上位候補」にリストアップされる。素材の良さは誰もが認めるだけに、入社2年目はチームの勝利に徹した投球を続ける。 取材・文=小中翔太 写真=松村真行 
得意のストレートで追い込んでからは、チェンジアップでタイミングを外すのが持ち味。完成度の高いスタイルを見せる
2020年のドラフト戦線において「社会人No.1サウスポー」の呼び声が高い
佐々木健にとって、入社1年目の昨シーズンは苦い思い出が残った。しかしながら、プロ入りを目指す勝負の2年目を控え、教訓として受け止めることができる。
もともと緊張しやすい性格だという。だからこそ、試合前のアップの流れ、ブルペンでの球数など、マウンドに上がるまでの入り方はルーティンを決めてきた。
入社早々、4月末のJABA京都大会の予選リーグ第3戦(対日本製鉄広畑)で先発。都市対抗東京二次予選の準決勝(対明治安田生命)、そして第一代表決定戦(対鷺宮製作所)でも先発を任された。首脳陣から期待され、信頼の証しでもあった。しかしながら・・・
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