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菊池壮真(九産大・捕手) 攻守で存在感示す攻撃型司令塔「肩には自信があります。長打を打てる捕手として、アピールしていきたい」

 

不動の正捕手が雪辱の舞台に立つ。九産大は福岡六大学春季リーグ戦で3季連続47度目の優勝。6月10日に開幕する全日本大学選手権に出場する。レギュラーとして出場した昨年は初戦敗退。最終学年は上位進出を虎視眈々と狙っている。
取材・文=岡本朋祐 写真=BBM

遠投110メートル。二塁送球1.8秒台前半。持ち前の強肩を全国舞台でアピールする


 本塁を死守する司令塔の重圧を味わった。3年春からマスクをかぶる菊池壮真は不動の四番。今春は前半戦の3カードを終え、打率.353、2本塁打、7打点とチームの開幕6連勝の原動力となった。しかし、勝負の世界は厳しい。V争いの後半戦。福岡経済大、九州共立大との終盤2カードは、菊池のバットからは、すっかり快音が聞かれなくなった。6試合で24打数1安打(0打点)。打率は急降下して.174でシーズンを終えた。九産大は九州共立大1回戦で福岡六大学リーグ戦3連覇。打撃は苦しんだが、投手陣をリードすることに神経をとがらせ、正捕手としての役目を十分に果たした。

 九産大を指揮する大久保哲也監督は、三菱重工長崎を通じて、現役時代に捕手として活躍した。2005年の明治神宮大会初優勝へ導き、22、23年には侍ジャパン大学代表監督を歴任した指揮官の要望に応えた点でも、菊池の貢献度は大きい。

「肩には自信があります。長打を打てる捕手として、アピールしていきたいです」

3年春から不動のレギュラー


 小学校時代はソフトボール、中学時代は硬式野球で全国舞台を経験。高校進学に際しては・・・

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