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木村翔平(GXAスカイホークス・内野手) 別ルートから目指す18歳の挑戦「野球を通じて『やれるんだ!』というところを見せられるようにしたい」

 

神奈川県内の硬式野球クラブチームに在籍しながら、通信制高校で卒業に必要な単位を修得している。甲子園を目指す高校球児とは異なる道ではあるが、夢舞台を狙う熱い気持ちは高まる一方である。
取材・文=岡本朋祐 写真=BBM

対外試合ではサク越えを連発。すべて木製バットで、右方向へも飛距離が出るのが特長である


 6月22日、木村翔平はバッティングパレス相石スタジアムひらつかのスタンドにいた。GXAスカイホークス(当時・BBCスカイホークス)出身の仙台大の左腕・渡邉一生(3年)が、侍ジャパン大学代表候補合宿に参加。この日、行われた紅白戦は午後2時から7イニングを3試合。渡邉が登板したのは3試合目で、カクテル光線の中で力投する152キロ左腕の雄姿を目に焼きつけた。早くも2025年のドラフト候補に挙がるサウスポー。渡邉は代表入りを果たし、NPBを目指す木村にとっては、大きな活力となった。

「野球に限らず、自分のように一度挫折し、思い悩んできた人たちに、野球を通じて『やれるんだ!』というところを見せられるようにしたい。さまざまな面で支えてくれた両親にも、プロで活躍して、野球で恩返しをしたいと思います」

 神奈川県生まれ。小学校時代に在籍した上鶴間ブラックスでは55本塁打。中学時代にプレーした座間ボーイズでは15本塁打を放った。高校は県外の強豪校に、22年に進学し、早くから試合に出場する可能性があるレギュラーメンバーに入った。練習試合では1本塁打をマーク。ところが・・・

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