大型投手ながら、自身の体をうまく使いこなすことができるのが特長。大きな可能性を秘めている[写真=小川誠志]
身長190cm、体重81kgの恵まれた体格から放つ速球は最速153キロをマークする。このスピードと落差のあるフォークとのコンビネーションで打者から三振を奪うのが一條力真のピッチングスタイルだ。東洋大OBで、左腕投手として
日本ハム、
巨人で計7年間のプレー経験を持つ
乾真大コーチは、一條の投手としての長所についてこう語る。
「自分の体を動かすこと、自分の動きをまとめることに長けている。あの大きな体をしっかり操れているところがすごいなと思います。精神面においては、気持ちのブレが少なく、自分に与えられた役割を淡々とこなしてくれます」
一條が生まれる直前、母・加奈子さんは陣痛前に破水し、一時は危険な状態にもなったが、一命を取り留めた。『力真』には加奈子さんの『真っすぐ力強く育ってほしい』という願いが込められている。
名前のとおりすくすく育った一條は、幼稚園年長から野球を始める。石岡中では軟式野球部に所属し、中3のときには・・・
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