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松川玲央(城西大・内野手) 攻守で魅了するスピードスター「ショートと言えば、松川と思っていただけるように頑張りたい」

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侍ジャパン大学代表候補合宿には過去3度、参加している。首都大学リーグを代表する遊撃手は、最終学年でさらなる飛躍を目指す。高校時代に続き、主将の大役を任され、チームを全国舞台へ導く。
取材・文=大平明

二部を含めて、1年秋から昨秋まで5季連続でベストナインを受賞している[写真提供=城西大学野球部]


3年間で安打量産


 首都大学リーグを代表するヒットメーカーであり、全国でも屈指のスピードスターだ。1年春からレギュラーとなり、2年春までは二部だったが、3季通算で100打数40安打、打率.400をマークしている。「金属バットのときは飛ばなかったのですが、木製バットはしなりが使えるので、扱いやすかったんです」と1年秋には首位打者を獲得している。

 2年秋から一部に昇格すると、3年秋までの3季で137打数48安打、打率.350。6季すべてで打率3割を超え、そのうち5季は3割5分以上と安定して高い打率を残している。通算成績は一部のみと設定されているため、あくまでも参考記録だが、100安打まで、あと12本に迫っている。松川は「この春のリーグ戦で到達したいです」と通過点としてとらえている。一部リーグでの歴代1位は東海大・原辰徳(元巨人)の144安打、同2位は東海大・市川和正(元大洋)の126安打、同3位は明治学院大・森山正義(元ロッテなど)の110安打。4年間8シーズンの目安として、松川の“通算安打数”にも注目が集まる。

 3度経験した一部二部入れ替え戦では、9試合で17安打。ベストナインは1年秋に二塁手で受賞したのを皮切りに、2年春からは遊撃手として通算で5季連続の獲得。また、昨秋はリーグ3位の打率.375に加え、最多安打、最多得点、最多盗塁、最多四死球を記録。最多得点は2季連続で3回目。盗塁は4季連続でトップとコンスタントに活躍してきた。

 城西大・村上文敏監督は・・・

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