修正能力もスキルの一つである。亜大との開幕カードでは1回戦の先発を任されるも、3回4失点で敗戦投手。同2回戦では逆転サヨナラ弾を浴び、2敗を喫した。悪夢から中8日。見事な投球を見せて、チームから全幅の信頼を得ている。 取材・文=小川誠志 
高校、大学と恵まれた環境でプレーし、心身ともに成長を遂げてきた[写真=菅原淳]
真っすぐの質向上
今季からMLBに戦いの舞台を移した
佐々木朗希(ドジャース)が、160キロ台を連発。NPBでも昨季、
山下舜平大(
オリックス)、
大勢(
巨人)、
齋藤友貴哉(
日本ハム)らが次々と160キロ超えを果たした。東洋大の最速154キロ右腕・
島田舜也も「大学野球で160キロを投げたいと思っています」と『大台』突破を狙っている。身長184cm体重91kgの恵まれた体格。高い潜在能力にNPBスカウトも熱視線を送っている。
大学3年生だった昨秋は、東都二部リーグで5勝を挙げ防御率0.64の成績で二部最高殊勲選手、最優秀投手、最優秀防御率の3タイトルを獲得。東洋大の二部優勝、一部復帰の原動力となる活躍で、一気に注目度はアップした。
高校時代の最速は145キロだったが、現在は最速154キロにまでスピードアップに成功した。高校時代から体重が10kg以上増量したことも球速、球威アップにつながっている。東洋大の指揮を執る井上大監督も「入学してきたときに比べて、ストレートがかなり強くなった」と島田の成長に目を見張る。
昨年6月の侍ジャパン大学日本代表選考合宿、紅白戦でのピッチングが飛躍のきっかけになった。この試合、島田は・・・
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