先発マウンドに上がった以上、誰にも譲らない。エースのしての矜持。下級生時代から神宮を経験し、チームを背負う自覚を学んできた。学生ラストイヤーはV奪還のために腕を振り続けていく。 取材・文=小川誠志 
ボールに力があり、打者はその球威に差し込まれる。マウンド度胸も抜群だ[写真=矢野寿明]
1年時から大きな期待
最速152キロをマークする速球と必殺のフォークを軸に完成度の高いピッチング披露する。
東浜巨(
ソフトバンク)、
山崎康晃(
DeNA)、
青山美夏人(
西武)、
草加勝(
中日)ら、亜大からプロへ進んだエースの系譜を受け継ぐ本格派右腕だ。
「ドラフト1位でプロへ行って、1年目からローテーションを守れるぐらいのピッチャーになりたいです」と、
齊藤汰直はドラフトへ向けての意気込みを語る。
亜大進学当初から大きな期待を背負い、大学1年春からリーグ戦のマウンドに上がってきた。1年、2年と経験を積み、3年春が飛躍のシーズンに。8試合に先発し、4勝3敗、リーグ最多の61回1/3を投げ54奪三振、防御率1.76(リーグ6位)と飛躍を遂げた。
齊藤が1年生だった頃、当時、亜大を率いていた生田勉元監督は「経験を積んでいけば、球界を代表するような投手になると思います」と齊藤への期待を語っていた。当時のことを、齊藤はこう振り返って苦笑いする。
「生田元監督からすごく期待されているのは分かっていて、もちろんうれしかったのですが、正直、その頃は・・・
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