最高の環境で3年間を過ごした。1学年上には、昨年のドラフトで巨人から1位指名を受けた石塚裕惺がいた。お手本の先輩の背中を追い、今年は自分の出番だ。 取材・文=上原伸一 
打席では自分の間合いで立ち、落ち着きがある
守備を鍛えたボーイズ時代
花咲徳栄高は2015年から昨年までの10年間で、10人の高卒支配下のドラフト指名選手を輩出している(育成選手を含めると12人)。今年もドラフト候補がいる。俊足でシュアな打撃が持ち味の大型外野手・田島
蓮夢だ。
母・あかねさんは、実業団でプレーしていた元テニス選手。そのDNAを受け継ぐ田島は、子どものころから身体能力の高さを発揮していた。水泳でも小学5年時に背泳ぎで所沢市内の大会で優勝。野球では小学3年時から6年生と一緒に学童野球の大会に出場した。6年時は投手兼遊撃手で一番を打ち、体も大きく「身長はそのころ、172cmくらいありました」。市内では突出した存在だった。
「打率にしたら、たぶん7割は打っていたと思います」
中学では高いレベルに身を置こうと強豪・狭山
西武ボーイズに入ったが、ここで鼻柱をポッキリと折られた。「同学年でも自分よりうまい選手がいましたし、野球は甘くないな、と」。おごりを捨て、真摯(しんし)に野球に向き合った。ショートから外野手に転向した守備も、元巨人・
福井敬治監督に鍛えられた。
「もともと守備はあまり得意ではなかったんですが・・・
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