イースタン・リーグ参加2年目の今季、最下位を脱出し、8チーム中7位の成績で終えたオイシックス。セットアッパーとして後半戦で大車輪の活躍を見せ、一躍ドラフト候補に浮上した。高い奪三振能力を見せる26歳。“伸び盛り”の左腕は遅咲きの夢をつかむことができるのか。 取材・文・写真=岡田浩人 
9月で26歳となったが、まだまだ老け込む年齢ではない。遅咲きの苦労人がプロでやれることを証明して見せる
6月に運命の配置転換
オイシックスがリードして迎えた8回、
牧野憲伸の名前が球場にアナウンスされるとファンが大きな歓声で出迎える。夏場以降、セットアッパーを任されるようになった左腕の安定感抜群の投球を新潟のファンは待ち望むようになった。
とりわけ8月は9試合に登板し、計9回を投げて自責点1、奪三振14(奪三振率14.00)という驚異的な数字を残した。8月23日の
楽天戦(森林どり泉)では自己最速151キロをマーク。昨年までの最速は146キロで、実に5キロもアップしたことになる。
うなりをあげるような直球と右打者の外角にストンと落ちるブレーキの効いたチェンジアップで、ファームの打者から面白いように空振りを奪った。
「先発から中継ぎに代わった6月以降、1カ月ごとに1キロずつくらい球速が上がってきました。シーズン途中で何かを変えたわけではなく、オフから取り組んできたウエート・トレーニングとフォームの見直しの成果がここにきて“実”になってきたというのが正直なところです」
シーズンの最終盤、9月26日にホーム・ハードオフ新潟で行われた楽天戦では7点リードの8回に登板し、3者連続三振。最後は新人・吉納翼(早大)を150キロの直球で見逃し三振に抑えた。
「シーズンを通してやれることはできたのかなと思います。球速がアップして・・・
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