大卒2年目で大きく飛躍した。四国ILでは個人成績で首位打者など、飛び抜けた数字をマーク。右投げ左打ちの外野手は、確実性のある打撃に加えて、自慢の脚力がある。自信を胸に運命の日を待つ。 取材・文=高田博史 写真=山田次郎 
前期優勝の原動力に。一番打者としてチームの流れをつくっていった
秋季練習でさらなる強化
愛媛マンダリンパイレーツが「日本独立リーググランドチャンピオンシップ2025」を制し、独立リーグ日本一の座に就いた。決勝で完投した愛媛の右腕・山田空暉(愛工大名電高)が試合後に本音をこぼす。決勝前日、明日対戦する栃木ゴールデンブレーブス(BCリーグ)の試合を見ていて思ったのだそうだ。
「徳島の笹浪とか、えぐいバッターがあんまり、おらんと思いまして……。ちょっと、気持ちの余裕もありました」
1週間前、四国リーグの年間王者を決める「トリドール杯チャンピオンシップ」第2戦(9月21日、四国中央市)で、愛媛は徳島インディゴソックスと対戦している。この試合の先発投手も山田だった。
徳島の一番・笹浪竜のバットから快音が鳴り止まない。第1打席、ライナー性の打球を左翼外野席に突き刺す先頭打者本塁打。第2打席で右前安打。4回表の第3打席には、右翼へ2ランを叩き込む。3打数3安打3打点、2四球(1選択故意四球)と、5打席すべてに出塁してみせた。
しかし、愛媛が逆転サヨナラ勝ちしたことで、徳島の今シーズンはここで終了となっている。徳島の選手たちはいま、秋季練習の真っ最中だ。主力選手のほとんどが、県内で来シーズンを想定した練習やトレーニングを続けている。
笹浪もその中にいた。この秋は筋力トレーニングをしっかり行いつつ、昨年よりもランニングメニューを増やしている。2年目が始まろうとしていた今年の春先、少し体が重く感じたことがあったからだ。
「スピード自体は上がっていたんですけど・・・
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