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智弁学園高・杉本真滉(投手) 世代屈指の左腕を示す春「チームが勝つピッチングをして、チームを日本一に導く」

 

第98回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が3月6日、大阪市内で行われ、出場32校の1回戦の対戦カードが決まった。智弁学園高は花巻東高と初戦で激突。10年ぶりの春制覇へのキーマンとなるのはプロ注目の149キロサウスポーだ。
取材・文=沢井史 写真=牛島寿人

遠投105メートルとポテンシャルが高く、好きなプロ野球選手はオリックス宮城大弥。常に高い目標を掲げている


昨夏の屈辱を糧に


 1年夏の奈良大会からベンチ入り。奈良代表として出場した同夏の甲子園準々決勝(対京都国際高)では先発を託された。2回1/3を3安打無失点と、小坂将商監督の期待に応えた(試合は0対4で敗退)。2016年春のセンバツ優勝へ導いた実績のある小坂監督は杉本真滉の特長、ストロングポイントについてこう明かした。

「マウンドに立つと、緊張していても、そういうところを周りに見せません。少し図太いところもありますが……。性格的には左ピッチャー独特の雰囲気があって、負けず嫌い。技術的には左投手にありがちな、変化球の緩みがあまり見られない。スライダーやチェンジアップの精度も上がってきていると思います」

 177cm84kgとがっちりした体格から繰り出すストレートの最速は149キロ。入学時はすでに134キロをマークしていたが、昨秋の近畿大会の準決勝(対滋賀学園高)で計測した自己最速は大台間近で、順調に成長曲線を描いているように見える。ただ、昨秋は杉本にとって満足のいく内容ではなかったようだ。

「奈良県大会では思うようなピッチングはできましたが、近畿大会は調子があまり良くなかったんです。初めての近畿大会だったので、どういうピッチングをしていけばいいか分からなかったので……。勝てたのは周りに助けてもらったお陰です。課題はたくさん見つかりました」

 昨夏の奈良大会ではエース番号を背負うなど下級生時代から、指導陣の信頼は厚かった。先発した天理高との決勝では2回に3ランを浴びるも8回を投げ、失ったのはその3点のみ。その一発に泣き、同校3年連続の甲子園出場を逃した。

「1球が勝ち負けを左右するというか・・・

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