大学入学以降で、球速は9キロアップ。3年秋に飛躍を遂げた152キロ右腕は「プロ1本」でドラフトを待つ決意を固めた。退路を断つことで、自らに重圧をかける。野球人として、これまでの生きざまを貫く。 取材・文=沢井史 
今春は京滋大学リーグ戦で6連覇を逃し、ラストシーズンの秋にすべてをかける[写真=沢井史]
力勝負よりも大事なこと
リーグ戦初勝利を挙げた昨秋のリーグ戦では5試合に登板し、無傷の4勝をマーク。29イニングを投げ、32奪三振で失点0。防御率0.00でベストナイン、特別賞を手に。相当なインパクトを残した。
旧チームには最速153キロ右腕で
広島から5位指名を受けた
赤木晴哉、最速146キロ右腕・
合木凛太郎(日本新薬)らハイレベルな上級生の投手らがいた。明治神宮大会では青学大との2回戦で151キロを計測。先発で5回2失点の敗戦投手(1対2)も優勝校を相手に力投を見せた。昨年12月の大学日本代表候補合宿にも招集され、ドラフト候補に挙がった。
4年生エースとして期待された今春のリーグ戦だったが、シーズン序盤からなかなかコンディションが上がらなかった。6試合で2勝2敗、防御率2.83。勝ち点5の完全優勝を遂げた花園大に及ばず、勝ち点4でリーグ優勝を逃した。
「この春は全体的に調子が良くなくて、現状を受け入れながらどう立て直すか、気持ちを切り替えていくのに必死でした。ゲームメークの面も踏まえて自分の良さを出していくつもりでしたが、今年は自分が1試合を投げ切らないといけないチーム状況だったので、自分が中心になっていかないとチームは勝てないと思ってきました。でも、試合を重ねて終盤は徐々に内容は良くなっていたとは思います」
6月末に行われた関西5連盟オールスター対抗戦では2試合で・・・
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