開幕2戦目から4連勝で手応え、この中にあのバックスクリーン3連発が!

85年10月16日、ヤクルト戦[神宮]で優勝を決め、ファンの声援にこたえる吉田監督
1984年の
広島-阪急日本シリーズは、とにかく観客の少ないシリーズだった。とくに西宮球場は、ガラガラもいいところで第3~5戦は、1万9022人、2万2162人、1万4442人。第5戦の数字は、それ以後29年でも最少。シリーズ史上でも3番目の少なさだった。なぜこんなことになったのか。関西のファンは、日本シリーズよりも、翌年の
阪神監督が誰になるかの方に心を奪われて(?)日本シリーズどころではなかったからである。
関西のスポーツ紙はシリーズそっちのけで、新監督の予想記事ばかり。筆者は西宮の記者席で苦々しい気分になっていた。「また、来年の阪神はダメだな」とつぶやくと、隣の関西のスポーツ紙の記者は・・・
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