1987年9月20日、広島対巨人(広島市民)。球史に残る名勝負だった──。高校時代から“怪物“と呼ばれた巨人の江川卓が引退を決めた1本のホームランがあった。それを放った、当時広島の四番だった小早川毅彦氏は、「あれはZONE(ゾーン※)に入った一発だった」と振り返る。以下、小早川氏の回想をまじえ、運命の試合を振り返ってい…