社会人3年目でプロ入り、覚悟を持って正捕手の座へ
都市対抗、日本選手権ともにベスト8進出。社会人ラストイヤーとなる15年は、達成感と充実感にあふれていた。遠投120メートル、課題にしてきた捕球技術も目覚ましく向上。佐々木氏が下支えした打撃も勝負できる水準になった。プロのスカウトが注目するようになったのは自然な流れ。オフのドラフトで
DeNAから4位指名を受け、夢の大舞台に飛び込んだ。
「社会人3年でプロ入りですから。1年目から一軍で出ないと、プロでは生きていけないという気持ちでした」 プロ入りが決まった直後には一般女性と結婚。
「彼女が一番、喜んでくれたと思います。自分のことは我慢して、やりたいようにやらせてくれた。僕が頑張って、恩返しをしないと」と責任感をにじませてのスタートだった。
最下位に沈んでいたDeNAは、大きな転換期を迎えていた。前年のシーズン68暴投はプロ野球ワーストタイ記録。正捕手不在が叫ばれる中で、中畑氏から
ラミレス監督へ政権が代わった。
「キャリアは関係なく、自分がレギュラーを取りにいくつもりでした。最初のあいさつはビックリしましたけどね……」。横浜市内のホテルで行われた入団会見。初対面だったラミレス監督は・・・
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